絵本に学ぶ鳥類学(よぶこどり)

風来坊

久々に衝撃的な絵本に出会いました…!




浜田廣介著の『よぶこどり』ー。
絵はいもとようこさんが描かれています。

いもとようこさんの絵本はたくさん持ってますが、この本は今まで知りませんでした。
本屋で見つけて、立ち読み程度な気持ちでページをめくり始めたものの、
あまりに(今の私にとって)衝撃的な内容だったので即買い。
何度も読み返してしまいました。

簡単に内容を紹介すると、リスが鳥を育てるお話です。
いわずもがな、リスは人間と同じ哺乳類ですね。
哺乳類であるリスが鳥を育てることになった、その結末は…??


決してハッピーエンドではありません。
読み終わったあと、本屋の中にもかかわらず泣いてしまいました。
あまりに哀しくて買わないほうが良いのではないかとすら思いました。
けど、普段からこのブログで『哺乳類が鳥類と暮らすことの難しさ』について
散々書いてる身としては、向き合わないわけにはいきませんでした。

またいもとようこさんの絵がとても可愛らしくて、
それがますます哀しい気持ちにさせるんですよね〜(^o^;)
結末を知ってしまうと、いじらしい表紙の絵もとても哀しいものに見えてきます。

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リスは絵本の中ではリスとして登場してますが、これは明らかに人間を比喩したものです。
人間の気持ちをリスという哺乳動物に形を変えて表現したんだと思います。

けっきょく人間っていうのはハッピーエンドを欲してるんですよね。
(私だってハッピーエンドが好きです)

鳥は、本来哺乳類とは暮らせないハズの生き物で、
本当のことを言うと、一緒に生活していてハッピーエンドを迎えるのはほとんど無理なんです。
でも、人間は鳥と一緒に暮らしたいから、鳥と一緒に生活することにハッピーを感じたいから、
真実を無視して見ようとしません。

今、飼い鳥業界が出している本や雑誌には
人間が求めるハッピーエンドしか書かれていません。
先日書いたこの記事が良い例です。
子供が読む絵本ですら真実が書かれているというのに、道を示さなくてはいけない業界が
嘘を書いてどうするのだ、と感じてしまいます。

飼い鳥業界には、飼い鳥も人間も共に暮らしながら双方幸せになれる道を
もっと模索して牽引していってほしいなぁと思いますね。



著者である浜田廣介氏は、どのような思いでこの本を書いたのでしょうか。

少しこの著者のことを調べたら、なんと『泣いた赤鬼』の作者でした。
つい先日泣いた赤鬼を久しぶりに読む機会があってびっくり!
なんだかシンクロしてます。
泣いた赤鬼も哀しいお話なんですよね〜。


よぶこどり。
もしよければ読んでみてください。
ただ、とても哀しいお話なので覚悟が必要です。
リスの気持ちを思えば思うほど、哀しくて涙が出ることは必至です(ToT)





真実と向き合う気持ちがあるか…?
このよぶこどりは、それを試される作品だと思います。





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Posted by風来坊

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