共感能力

風来坊

ふだん、夜の放鳥を終えるとすぐにビスコを寝かせます。
ケージに戻して、電気を消して
『オヤスミ〜、ビっちゃん今日もありがとね〜』という挨拶をして布を被せます。

ビスコはそれまで止まり木の上でおとなしくしているのですが…
私が部屋を出てドアを締めると、カタカタと音をたてケージの下に降りてきます。
そして少しウロウロと下を歩き回ったあと(音でわかります)
『ピッ』と小さく呼び鳴きをします。

私はその間、ずっとドアの外で様子を伺っているのですが、
ビスコが鳴いたのを合図に部屋にもどり、ケージの布をめくります。
そして『ビスコ寝なさい〜、もどるのは1回だけだよ〜、次は来ないよ〜』と言い聞かせ、
また止まり木の上に登ったのを確認して、部屋を出ます。

ビスコはまだ眠りたくないのか、毎晩コレを繰り返します。
私も、2回ぐらいまでは呼ばれたら戻ってあげます。(3回目は無視)

コミュニケーションのひとつとして付き合ってあげようという気持ちの他に、
ケージの底でウロウロさせたくないという意図もあります。
メス鳥をケージの底に降ろすというのは発情を促す可能性があるので。
ビスコも、だいたい3回ぐらいコレを繰り返すとおとなしく眠りに入ります。



先々週、熱を出してしまい3日間寝込んでいました。
幸いインフルエンザではなくただの風邪でしたが、症状はけっこう重く
しばらく辛い状態でした。
しかしビスコの世話をやらないワケにはいかないので
ケージの掃除と餌やり、ほんの少しの放鳥だけはしました。


寝かせるとき、
『また今日もすぐに寝てくれないのかなぁ…。しんどいなぁ。今日はもう鳴かれても無視しよう』
と考えていました。


ところが…!
なんとその日ビスコはすんなりとご就寝。
底に降りてウロウロすることなく、1回目でちゃんと寝てくれたのです。
こんなこと、本当に久しぶりでした。
私の様子がいつもと違っていたのがわかっていたみたい。
私も、熱で体がしんどかったので助かりました。


こういうとき、鳥雑誌とか鳥の気持ちを書いた本だと
『鳥は頭が良いから飼い主に気を使って思いやってくれる』とか、
いかにもそんなことが書かれていそうですが…(笑)
私はそうは思いません。
そうだったら嬉しいナとは思うけど。
たぶん、鳥はそこまで他者を思いやる気持ちや配慮する能力はありません。
鳥は気なんて使いやーしません。


なぜわざわざそんな否定的で寂しいことを書くのか!(ToT)…と言うと、
鳥の行動を読み間違えて、大事に至ってしまうこともあるかもなって、ふと感じたからです。


例えば、いつも呼び鳴きがひどかったのに
飼い主が体調不良や忙しさでしんどい状況になったとき、急に呼び鳴きしなくなった。
『いい子でいてくれてるのは、気を使ってくれてるから?』と思っていたら
実は具合が悪いだけだったとか。


お気に入りの食べ物をおねだりする仕草だと思っていたら、
実は体の一部に痛いところがあってそこを庇うような動きをしていただけとか


このブログでも何度か書きましたが、『人間が見たいように見る』のは危険。
最近つくづくそう感じます。
注意深く捉えないと、なにかの兆候やサインを見逃すこともあるかもしれないなって。
(注意深く見てたって見逃すかもしれませんが)


小鳥が群れで一緒にいるのは、仲間意識が強いからとか、孤独を感じやすいからとかではなく、
小鳥は捕食される側であり、集団でいれば自分の命が狙われる確率が下がるからだと、
そう聞いたことがあります。
人間から見ると『意外とドライな関係なのね…』と、ちょっと残念に感じるようなお話ですね。

これは一例で、そのような『人間ならでは』の捉え方してること、
他にもあるんじゃないかと思った次第です。


そうは言っても、私が熱を出したとき
ビスコがいつもと違って素直に寝てくれたのは確かです。


私は、もしかして鳥は過度なエンパス体質なんじゃないかなと感じてます。
エンパス。エンパシー…。共感能力ですね。

自分の周囲にいる存在に共感共鳴してしまうから、
飼い主が元気ないと鳥も元気がなくなったり
違和感を感じておとなしくなったりするのかなって。

エンパシーというのは、テレパシーとは違っていて、
気持ちが伝わる、相手のことがわかる程度の感覚ではありません。

『その人になったような気になる』
『同じ感情を心と体で感じる』

これがエンパシー(共感能力)です。


動物の思考は人間ほど発達していなくて、
どちらかというと感覚のほうが優れているから、
他者を思いやるというよりは、同じ感覚になる…のほうが近いんじゃないかなって。


そんな風に感じたのでした。










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Posted by風来坊

Comments 2

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はんな  

風来坊さん、ビスちゃん、こんにちは⛄️お久しぶりです。

お風邪、もう大丈夫ですか?どうぞお大事にしてくださいね。 インフルエンザが猛威をふるっていますね〜。今年のインフルには2つ型があって、重ねてかかる場合もあるとか!とても気をつけたい時期ですね。私は免疫力が落ちないように、ビタミン補給、質の良い睡眠、お腹を温めるなどして、乗り切りたいなぁと。

鳥さんの共感能力、同感です🌟
鳥って頭がとても良いし、周りの空気・雰囲気を読む能力は、他の動物たちと比べて、飛び抜けて才けているのではないかと、今まで一緒に暮らした動物たちを見てそう思います。

ピッちゃんと共に過ごす中で「人間が見たいように見てしまう」こと何度かありました😅
具合が悪くて寝ている時、枕元に止まっていつまでもこちらを見ていると、あぁ心配してくれてる〜とか、足をくじいてしまい、痛そうにしていると小さなクチバシで一生懸命に布団を引っ張っている、あ、寝なさいって言ってるんだ〜とか。
こちらの出すオーラを感じとってくれていた?見方によっては優しい、思いやりがある、となるのでしょうか。

鳥を人間化して見てしまうのは、風来坊さんのおっしゃる通り、危険な場合があるかもしれないですね。何度も見過ごしてしまってたことがあるのかも。

ビスちゃんの深爪はもう平気ですか?
今夜は雪が積もりそう。暖かくして、お体大切にお過ごし下さい。

3月いっぱいでブログから離れようかな〜、と色々思案中です。

はんな

2019/01/31 (Thu) 16:55 | EDIT | REPLY |   
風来坊  

はんなさん

こんにちは♪
風邪のほうはもうスッカリ治りました!お気遣いありがとうございます♪

すみません、今回の記事は言い方を誤魔化さないでハッキリと書いてしまいました(汗)

基本的には飼い主(人間)の見たいように見ていても良いんじゃないかなって思ってます。
だって、やっぱりその仔を育てているのは人間だし、人間が楽しいと感じることができなかったら、
けっきょくはその気持ちが鳥にも伝わることになると思うので。
ただ、鳥の本や雑誌などは人間側での視点しかほとんど書かれていなくて、
本当はそうじゃないかもしれないのに、書かれていることだけを信じていたら、
少し危険かもなって思ったのでした。
やはり鳥は鳥。
人間には計り知れない部分があることも、知っておくことが大切じゃないかなって🐤


はんなさんのおっしゃる通り、鳥の共感力の高さが
結果的には『思いやり』という形となって人間に癒やしをもたらしてくれることは
多々あると感じています。
言葉でアレコレ考えるよりも、同じ気持ちになってそばにいてくれることの重要さ!

ピーちゃんの、小さいクチバシで布団引っ張ってくれる姿、想像したらとても可愛くて
胸がくすぐったくなりました。なんかもう、キュンとなりますよね(*^^*)
ビスコの深爪は、やっちまった〜と思いましたが、なんとか大丈夫そうです!


長野県は積雪になりそうですか。
ほんとうに、インフルすごそうですね、今年。2種類が暴れてるんですか(゜o゜;
どうかご自愛ください。
ともに元気にこの冬を乗り越えましょう…!


ブログも、運営を続けるとなるとなかなか大変なこともありますよね。
はんなさんの記事更新がなくなってしまったら寂しくはなりますが、
はんなさんが楽しめることが1番だと思いますので、
良いカタチ、関わり方が見つかることを願っています…!

2019/02/01 (Fri) 01:13 | EDIT | REPLY |   

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